ドイツ・スイス旅行記

旅行参加者  栄家主人・禮子 付き人・隆介 車椅子の姉・雅子 夫・次八
 妹・泰江

6月29日(日)曇時々雨   予定通り、日本を出発。無事にチューリッヒ空
港に到着。トランクは成田からフライレールバゲージでラインフェルデンまで
送ったので、すぐにSBBのカウンターで、スイスハーフカードを購入、そのま
まスイスで乗る三カ所の切符も購入。 予定の電車に乗り込みラインフェル
デンまで1時間ほどの列車の旅を楽しみました。 駅からタクシーで横田さ
んの民宿に行くつもりでしたが、横田さんが迎えに来ておりそのまま民宿に
向かいました。  何でも日曜日でタクシーがいないのではと、奥様と心配
になり迎えに来てくれたのです。もし迎えに来て頂けなければ難儀したとこ
ろです。 奥様手作りのドイツ料理とビール3本ワイン2本を開けて21時頃
に就寝。

6月30日(月)曇時々雨   朝7時に目が覚めて禮子と近所を散歩して帰
ってきたら、玄関で姉が血を出してパパと泰江に介護されていました。何と
我々が表に出た後、パパが表にその後に泰江が表に出て二人で近間を散
策して帰ってきたら、後から追っかけてきた姉が転んで血だらけでいたそう
です。  今日は、レンタカーを借りに隣町まで行き横田さんの後ろについて
民宿まで帰りましたが、シフトレバーの車は何年ぶりかでエンストはするわ
思うように運転ができずに一苦労しましました。 そのうえ、昼過ぎには届い
ていても良いはずのトランクが着いて無く,明日になるとのことで予定外れ
で旅行二日目からアクシデントだらけでした。  今日は姉の怪我もありス
ーパーで材料とビール・ワインを買って民宿で食事をすることにしました。

7月1日(火)晴天   昨日までの小雨の降る天気から晴天の少し暑いけ
れども湿度が高くなく過ごしやすい1日でした。今日のような天気が続けば
うれしいのですが。  姉の怪我も思ったより軽症で今日は歩き回りたいと
のことから、横田さんに案内されてドイツ側のラインフェルデンから、石橋を
渡ってスイス側ラインフェルデンに入り旧市街を歩きました町外れにはある
門の上にはコウノトリの巣があり、午前中には一羽、午後には
三羽が確認できました。  車で20分ほどのバーセキンという町に来て
以前スイスのルツエルンで見た木で屋根のある橋より80センチ長いという
橋を見学。 ラインフェルデンの船着場に戻りライン川下りを楽しみました
(ハーフカードで一人7f)船で飲んだコーヒー2・ケーキ1で21fとエラく高い
のでビックリ。残念ながら船からの景色としては、古城が見えるわけではな
く何の変哲も無い船旅でしたが、二カ所のダムを通るためにスェーズ運河
のように船を囲いの中に入れ、水を抜いたり入れたりして高低差を無くして
船を川の高さにするシステムを見ることができこれを見ただけでも良かった
です。  船はバーゼルにつき、町を散策するつもりでしたが、大きな町で車
も人も多く、姉の車いすを押して駅まで行くとかなりの時間がかかりそうだっ
たので、トラムに乗ってSBB駅まで行きラインフェルデンまで戻りました。  
夕食は、ギリシャ料理レストランで生ビール5・ワイン1・プレート3・チーズ1
(95ユーロー14000円位)と思ったより安いのでビックリ。

7月2日(水)雨  朝目が覚めると雨が降っていて、車の運転もまだ不安な
うえ日本から持ってきたカーナビの使い方も良く解らず困っていたら、横田
さんがドイツのカーナビを貸してくれたので,それを頼りに雨の中をシュタイ
ン アム ラインまで行きました。小さな町ですが歴史のある建物が多くあり
さすがドイツだと感じました。本当は、この町の外れにあるRheinfall(ラインフ
ァル  ラインの滝)を見に行きたかったのですがあいにくの雨で姉の車椅
子を雨の中で押して歩くのは厳しいと判断、諦めてシャフハウゼンの町を車
でさっと見て民宿まで戻りました。
夕食は、昨日買ってきた牛ヒレ・野菜で塩もみ・サラダ・チーズ・ハム・パンと
ビール3・ワイン4本で、私の下手くそな運転でも無事帰れたお祝いと、普段
兄妹で話すことも無いようなことを酔っ払った勢いで遅くまで盛り上がりまし
た。

7月3日(木)晴天   今日は朝から晴天で、日本から持ってきたカーナビ
を何とか使えるようになったので、ドナウエッシンゲンというドナウ川の源と
なる町へ出かけました。いくらか運転にも慣れ、カーナビも機能したのでドラ
イブと田園風景を楽しみましたが、肝心のドナウ川の源があるお屋敷が工
事中で見ることができませんでした。   17時頃に帰宅夕食は教わった近
くのイタリア料理 pompeiで食事、ビール7・ワイン1・ムール貝や烏賊エビ
の海鮮ピザ特大・豚肉料理・海鮮グリル・スパゲティ・ サラダで(114ユーロー
  16500円)で味も美味しくボリューム満点、スパゲティはほとんど残して
しまいました。 後は帰って就寝。
誰だ夜中の2時過ぎに電話をよこす奴は眠いぞー。
                                                                                                                                                                                                         
7月4日(金)晴天   今日は旅の目的の一つフランス、アルザス地方のワ
イン街道を巡るドライブです。9時横田さんの案内で出発。  最初に着いた
のが、オー・ケーニーグスブール城で海抜750b、この一体をすべて望め
る山頂にあり、山頂の大きな岩を利用して城は作られており、この城は住
むのが目的では無く要塞としての城として作られ、現在は大砲を始め武器
や長い戦のために多くの井戸や貯蔵室が展示してありました(8ユーロー)。 
 この後、二つのワイナリーの有る町を訪れ町を散策しながら、最初の町で
はテラスでワイン・ビール2・料理4(47ユーロー)を堪能、 ワインも美味しく料
理も量が少なめですが味は良かった。  二つ目の村では,横田さんが訪
れるというワイナリーに行き4種類のワインの試飲をし、全員の意見は最初
に飲んだピノ・グリ種が味バランスともに一番良いとの結論になり、店員に
日本まで送れるかと聞いてもらったところできるとの返事だったので12本を
(一本7,2ユーロー)購入。 支払いを終えて、名前と日本の住所を書く物を求
めたら、必要ないと言われたので再度、日本に送ってくれるのではと聞いて
もらったところ、只領収書に僕の名前とJAPANと打ち込んだだけだった。
しょうがない、持って帰らず腹に入れて帰ることとして民宿に持ち帰った。
帰る頃になると空が真っ暗になってきたので急いで帰宅。スーパーで材料
を買い今日も自炊、一番美味しいのはドイツ名物白ウィンナーとキュウリ・
キャベツの塩もみだ。勿論ビール3・ワイン3本いただきました。   
そうそう,出発前にガソリンを入れました。軽油ですが48,2リッター・
71,5ユーロー(リッター207円)。

7月5日(土)曇時々雨     朝目が覚めると雨が降っていた。 朝食後、
スーパーが土曜日でお昼前には休みになり,明日も休業と言うことで材料
を調達に行き。  ラインフェルデンの繁華街まで歩いて行き二日前に開店
したデパートに行きお土産を買い、ショッピングを楽しみました。  メインス
トリートでは市が開かれていて近郊の農家から沢山の野菜と手作りの料理
を並べており、中には大勢の人が群がっているテントも有りました。  又,
来るときには通れた道を交通止め、子供たちがツールドフランスならぬ自転
車競技を楽しんでいました。
今日の夕食は、チキンカレーを作りご飯を炊いて、ハム・チーズ・塩もみでビ
ール・ワインで盛り上がりました。 サテ何本飲んだでしょうか?

7月6日(日)晴天   朝食は昨日のカレーライス・野菜・果物ですませ。 
カーナビに行きたいところを何カ所か入れて出発。 ジクマリンゲンという町
に着いたのが12時過ぎでした。 町を散策しながら暑いのでカフェで一休
み、ジュース5・ケーキ1・チョコレートパフェ(21,4ユーロー3000円)を食べ
飲みましたが、こちらの風習としてジュースは殆ど冷えておりませんでした
が、パフェはものすごい量で周りのいる殆どの男性陣も我々が食べている
パフェよりボリュームの有る物を食べていました。   飲み物を飲み町を散
策したら2時を過ぎていたので、もっと先の町まで行く予定を変更、2日に行
く予定だったRheinfall(ラインファル  ラインの滝)を見に行くことにしまし
た。  駐車場に車をおいて坂道を少し下ると目の前に落差こそ25bです
が、ヨーロッパ一といわれる豊富な水で激しい水しぶきを上げており、その
下を何隻かの遊覧船が滝壺の周りを遊覧していました。  雲一つ無い青
空と滝の水しぶき豊富な水と何ともいえない絵になる風景です。先日の雨
の日では無く晴天の今日来たのは大正解でした。
夕食の材料が少なかったので、ポンペイレストランの隣のファーストフードで
ピザとチキンポテトを買い、料理ができるまで禮子・泰江の三人でビール3
を内緒で飲み帰りました(18,5ユーロー2600円)。   勿論,夕食時にビー
ル3・ワイン3本空っぽです。 

7月7日(月)晴後雨    ご主人の横田さんがボランティアで地元動物愛
護団体に所属して犬の朝の散歩を7時からやっているのを聞いていたの
で、一度一緒行きたいとお願いをしていて、今日一緒に動物のいる町外れ
の建物までついて行き、犬の散歩について1時間ほどお付き合いをさせて
頂きました。 この建物には、犬・猫・鳥など怪我をしたり、捨てられた動物
を保護し里親を探すために,自分のできる時間で、出来ることをボランティ
アとして活動しているそうです。   朝食後、ボーデン湖畔にあるメーアス
ブルグに行きました。道はドイツ・スイスと国境を互いに越えながら通ってお
り、走っていて今どちらの国にいるのか解らないくらい目まぐるしく変わりな
がら、町のフェリー乗り場に着き、小さな半島を先端まで走り何人が泳いで
いる広場に着き、泰江が泳ぎから上がってきた女性に冷たいのかと尋ねた
ところ、水温は20度位でそんなに冷たくないとの返事でした。 本当なら坂
の上にある中心街に行くつもりでしたが、ガソリンが少なくなりスタンドを探
してあちらこちら走り回っているうちに気がついたらラドルクセルという小さ
な町に着いたのでその町を散策。  4時過ぎに民宿へ帰ることにしました
が、その途中から雨が降り始め、そのうち大雨で視界が悪く運転が下手くそ
な上、視界が悪いので他の4人が怖がること怖がること、運転している俺だ
って気が気でなかったが、何とか民宿のある近くまで戻り,遠田さんが食事
をごちそうしてくれるというので、ポンペイレストランへ行きましたが、お休み
なので隣のファーストフードでピザや肉料理を4種類45ユーロー買い求め、民
宿で酒盛り遅くまで盛り上がりました。

7月8日(火)曇    朝食後、横田さんといらない荷物小さい段ボール二
個を日本に送るため、郵便局に行き日本円にして一個9000円位で送り、
横田さんの車と二台で隣町に有るレンタカー会社に返却、10日間の予定
で借りていたが、昼前に返したので9日間の料金にまけてくれた,おそらく
日本では負けてくれないと思う。   この町のデパートや繁華街をドイツ最
後の買い物と散策を楽しみました。

7月9日(水)雨    今日は移動日、何時もより1時間早く起きて荷物の準
備。横田さんの車でラインフェルデン  スイス側駅まで送って頂いて、バー
ゼル スイス駅で乗り換えてインーラーケン オストに12時57分に到着。 
車窓はあいにくの雨で遠くの風景が見えず残念でした。
オストの駅でハーフカードでユングフラウVIPバス 3日間ユングフラウ鉄道
乗り放題とユングフラウヨッホ往復が付いた180スイスフラン21600円で
購入。  湖の遊覧を楽しむ予定でしたがあいにくの雨で断念。すぐに登山
電車に乗りグリンデルワルトに到着。  ホテル ベラリーに電話をして迎え
に来て頂いて荷物を下ろしてから、姉夫婦をホテルに残し泰江と礼子の3
人で町外れの教会まで4年前の記憶をたどりながら案内して、スーパーで
水と必要な物を購入、ホテルに戻りました。 全員で相談、ホテルから町中
までは急な坂を歩かなければならないで、車椅子での行動はキツいと判
断。 3日間の夕食はホテルにお願いしました。しかしこれが大正解、3日
間違うスイスの家庭料理を出して頂き、今までのレストランの味とは違う素
朴なスイス料理を堪能出来たのです。

7月10日(木)雨   今日か明日どちらか天候の良い日にユングフラウ ヨ
ッホに行く予定ですが、今日は諦めて登山電車でグリンデルワルトからクラ
イデシャネックを乗り継ぎ、ラウターブルネンまで。  この町の駅から大き
な滝がみることができ皆喜んでいました。  ケーブルカーと小さい登山電
車を乗り継いでミューレンという村まで行き、007の映画で有名なシルトホ
ルン展望台まで行きましたが,下では雨がここでは雪で外に出ることが出
来なかったので回転する食堂でビール・コーヒー・ケーキで乾杯、下山。
ラウターブルネンからツヴァイリューチネンを経てグリンデルワルトに帰るつ
もりが、反対の電車に乗り込んだため来た道を戻ってグリンデルワルトに到
着、スーパーでお土産を買い,ホテルに帰宅。 夕食後私達の部屋で反省
会ワイン2本を開けました。

7月11日(金)雨後曇   昨日はユングフラウ ヨッホにいけなかったので
何とか今日はと思っていましたが、天候と泣く子には勝てないと言われてい
ますが、本当にそうです。 実はドイツでもスイスでも今年は異常気象で雨
が多く寒い夏だと言う事で、多くの人がダウンを着ていました。
インターラーケン ウエストの船着き場から
  

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